ご当地小説企画

カクヨムのご当地小説企画に参加したいなぁ。

と、言いつつ私の「ご当地」は色んな意味で悪名高い東京都なわけですが、東京都で何か書けと言われたら都伝シリーズでしょうか。

警視庁都市伝説対策室（カクヨム、エブリスタ）

桜木の正体に一抹の不穏さ*を残しながら第一部完となっており、別に対策室も解散したりはしていないからいつでも続編を出そうと思えば出せるのですよね。

ということで続きからちょっとメモ。（テンプレの都合でつづきからが見当たらない場合はお手数ですが記事タイトルをクリックしてください）

何の怪異にする？

いつもここで引っかかるのですが、とりあえず今回も強い味方の参考文献「日本現代怪異事典」を開くとしましょう。この本、地名索引があって、この都道府県のこの自治体にはこれが出るみたいなのが引けるんです。
そこを見てたら、品川区に骸骨模型の怪という項目があり、真夜中に学校の廊下を全力疾走すると後ろから骸骨模型が追っかけてくる、と言う話です。

これにするか。残業中の先生が追い掛けられたと言うことで。ちなみに第一部第二話の「メリーさんからの電話」でも残業中の先生がメリーさんからの電話を受けてしまって大怪我してるんですが、夜中に学校にいる理由が「教員が残業している」ことくらいしか思いつかなくて……。教員の労働環境、なにかと悪い意味で取りざたされますからね……。

今度は大怪我じゃなくて普通に逃げ切れることにしてあげよう……俵田先生（メリーさんで怪我した先生）にしようか……番外編だしね。今度は逃げ切ったね先生……。

まあ、最終的には佐崎ナツがライフルでパーン！　と撃ち抜くんですけど、そこまでの過程ですよね。とりあえず「あの模型、本物なんだぜ……」みたいな下りは入れておきましょう。どうせ五条メグが「本物じゃない」って一発で看破できるわけだし。

簡単なプロットを組もう

ということで簡単なプロットを組んで行きます。

1.俵田先生が残業して帰ろうとすると上から物音が。こないだメリーさんに追い掛けられたけど、あれは警察がなんとかしてくれたらしいし、そうそう似たようなことは起きないだろう。不審者かなと思って見に行く（警察呼べよ）。しかし、それは理科室から出てきた骸骨模型だった。今度は怪我をせずに逃げ切る。

2.俵田先生が上を通して都伝に通報。駆り出されるルイたち。俵田と再会するアサ。彼から詳細を聞き、子供たちからも聞き取りを行なうと、幾人かの子供は「あの模型、本物の人間なんだぜ」と言い出す。しかし、怪異を見抜く五条メグは普通に「いや、あれ作り物だよ」と言う。確かに古いのでちょっと汚れているけども。

3.しかし、実は何年か前の卒業生が、自分の抜けた歯を模型の歯に詰め込んでいたので「本物の人体の一部」が入っていることは事実なのであった。よって、「本物の人体が組み込まれた標本」と言う噂通りの物となり、「動いたら（怖くて）面白い」と言うあれこれそれで動いちゃったとかそう言う真相が明らかになる。

4.夜中に張り込んでナツが撃ち抜く。歯は持ち主に返され、学校は新しい模型を買った。古い模型は供養に出す予定。おしまい。

どうよ（どうよ、ではない）。

この前ぼーっと考えたBLを1話辺り2,500字前後で4話書いて10,000字くらいに仕立てたから、今回もまあ8,000字くらいにはなるのではないか。字数制限ないのが短文書きにはありがたいですね。アマギフは狙っていないけど、公式さんからのレビューはほしいなぁ、と下心を露わにしておきます。

脚注
*桜木の正体に一抹の不穏さ……口裂け女に大怪我を負わされたものの、救急車を拒否。応急手当のみで帰宅するが翌日ケロっとして出勤した。彼は不死身だからできることなので、怪我をしたら皆は救急車を呼ぼう！