推しに対する後悔とか懺悔とか

フィリップス・コレクション展を見に行ってきました。

アメリカの蒐集家による、近代から現代の絵画や彫刻を中心としたコレクションの一部を展示してるんですけど、その中にコレクターであるダンカン・フィリップス氏の蒐集のエピソードなんかも展示されていました。

で、この人、過去の作家だけじゃなくて、現代の新しい作家の作品も買い集めてた方だったそうなんですね。なので推し作家が生きてるコレクターだったんですけど、やっぱり作家に賞賛の言葉を贈ったりとかしてたみたいなんですよね。

ピカソよりジョルジュ・ブラックがお気に入りだったみたいで、何て言うかそう言う自分の好みに忠実なところも含めて楽しいコレクター生活だったんだろうなと（ジョルジュ・ブラックは初めて知りましたが確かに楽しい作品だった）。金銭面で多少苦労もあったようですが。

何て言うか、生きてる推し作家を応援するとか作品を購入するってやっぱり大事だよなぁ……と。
先日映画「ボヘミアン・ラプソディー」が公開されたあと、Twitterで「推しが生きてる、今活動しているって素晴らしいことなんだな」と言う発言が結構流れてきました。

私も昔、好きな漫画家さんが出展されてた展示に行ってコメント書いて行って～って言われたのを恥ずかしいからって断っちゃったことがあるんですよね。今すごくそれを後悔している。今すごく自分がコメントとか欲しがるから、創作者にとってどれくらいコメントとか反応が大事なのかって今更思い知って、あのときちゃんと書いておけば良かった、ファンとしてできることしておけば良かったと。
いやその漫画家さん今も活動してるけど。

Twitterでも「コメント大事」って回ってくるけど、やっぱり読み手と書き手って結構溝が深いと言うか、コメントする側もされる側も「これで良いのか」って悩みながら発進するというか、上手く言えないけど。
でもやっぱり良いと思ったら伝えた方が良いとは思います。そのためにコメント付けられるツールで発進していると思うので。何を言っていいかわからないこともあるけど、私はピンポイントで抜粋してこの表現が好きって伝えるようにしている。それだけで全然違うと思うし。

偉そうなこと言っておきながら、私がちゃんとコメント書けてるのかって言うと別なんだけど、前にも言ったみたいに今年は一作でも多く感想を残せたら良いな……と思いました。