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目箒雑記

ネタ帳と日記。

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掴みどころのない人

なーに考えてるんだーい?
お絵かきソフトの水彩塗りの練習。菜津って割とどんな表情でもさせられる気がする。

と言うわけで、今日は菜津の話をば。

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菜津って今まであんま語ってこなかったんですけど、結構、物語を進めるために設定を後付けにしてきたキャラなんですね…(笑)。

もともと、魔境はバジル、ノエル、ジンジャー(仮)、イザベル(前身)の四人パーティだったんですよ。もうちょっとファンタジー+SFじみてたんですけど(ついでに言うともっとBLじみてた)。ぶっちゃけ言うと直前に読んでたSFミステリーの影響をかなり受けてたんです。自分で書いて満足するだけならそれで良いかもしれませんけど、いざサイト作って公開するとなると「さすがにもうちょっとオリジナリティが欲しい」って考えるんですよね。

なので20歳だったバジルは31歳になったし、ノエルも吸血鬼から食血鬼になったし、ジンジャー(仮)はクラリッサになった。で、イザベル(前身)をどうしようか、ってことになった時、丁度、親が時代劇にハマっていまして、いるじゃないですか、啖呵切っちゃうお姉ちゃん。ああいうキャラがいたら面白そうだなーと(実際面白いかは別として)思って、菜津になったわけです。もちろん、イザベル(前身)との差し替えだからロクな設定ついてないわけですよ。

で、「こんな若い(当時だと今より大人扱いだけど)姉ちゃんが一人旅って、周りが反対するよなー…」→「ちょっと危険な職業だったら止められなくない?」→「よし調伏師にしよう」って言うことで職業が決定。

まあ、威勢の良い姉ちゃんは面倒見が良いと相場は決まってるわけで、クラリッサの面倒は菜津が見るんだろうなーと。でも見知らぬ女の子(しかもロボット)にそんな甲斐甲斐しく面倒見ない…よな…と、中途半端に現実を持ち込む私の悪い癖が発症。良いんだよ!彼女は優しい、面倒見の良いお姉さんなんだよ!なんてストッパーは当時私の頭には存在せず…かくして親友と妹を亡くすと言う彼女の悲惨な過去が決定したのでした…。

親友は「鬼」であるために殺され、妹は「鬼」に殺される。鬼の被害と加害を両方体験してしまった菜津は、非常に悩むわけです。私の友達は鬼だった。妹は鬼に殺された。しかし鬼と悪は同義であるか?
答えなんてないですよね。と言うか、彼女の中で答えは「否」と出てるんですけど、それを社会が許してくれない。鬼退治の看板を掲げてる調伏師(菜津は免許ないから鬼退治しないけど)が、「鬼と悪は同義ではない」なんて言っていいわけがない。それに対するせめてもの反抗が、鬼の駆除免許を取らないことだったと。

だから、出会った当初、杉原との接し方に若干彼女悩むんですけど、自分の昔話を聞いて泣いてくれる杉原を見て、「あ、この人普通の人なんだな。鬼とか人間とかじゃなくて、普通の人なんだな」って思うわけです。他の鬼との接し方も、とりあえずその時決めりゃ良いやと。ある意味開き直ったのがその瞬間だったのです。

その後、杉原は恋愛対象的な意味でどんどん菜津のこと好きになって行くんですけど、菜津は普通に、「同郷の良い人」くらいにしか思ってないです(断言)。帰国してから杉原から告白して付き合うし、その後杉原からプロポーズして結婚して、子供も生まれるんだけど、菜津の意思は「受諾」くらいでしか表明されません。

彼女が何を考えてるのかは私もわからないです(おい)。本人も多分、自分がどう思ってるか整理つけてなかったんじゃないかな。流されたと言ったらそれまでですけど、実態は近いと思う。
ただ、杉原が菜津の精神的な支えになったのは確か。そういう意味では、菜津は杉原のことをすごく信頼していたと思います。

色々ごちゃごちゃ書きましたけど、こうやって見ると、菜津って普通の女の子だよなぁ…てすごく思います(え)。
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