最近心に残った作品

こうやって！ブログカテゴリーが！増えて！いくね！

つーわけで心に残った映画や本についてざっくりと。当然のようにネタバレしてますんでその辺お気をつけて。

ちなみに『檸檬』（梶井基次郎）、『イルマーレ』（キアヌ・リーブス主演）、『ハーモニー』（伊藤計劃）の話をします。

『檸檬』（梶井基次郎）
某パンダの文庫の夏のお祭仕様で(笑)。
どの話が、ってわけじゃないんですけど、何か、この人の作品って、こう、私がこじらせた神経質に近いものがあってですね…(笑)。「あ…何だろう、すごくよくわかるこの不安感…」って一種の酩酊状態？になっていた気が（え）。
想像力って言うか、妄想力に近いものが達者なんだろうなーお互い(笑)。て言う感じで、悪い意味で（良い意味の悪いですけど。ややこしい）波長の合う文章でした。
私が好きなのは、表題作『檸檬』、『Ｋの昇天』、『ある崖上の感情』の三つかなー。『泥濘』と『橡の花』でドツボにはまった…。

『イルマーレ』（キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック主演）
友人が面白いよ！と薦めてくれたので観賞。ロマンスと無縁の生活を送ってきたものですから、どうしてもロマンスの登場人物ってなーんか別世界の人間に見えるんですよねーってお前ホラーの登場人物だって一部ガチの別世界ですけどーってそれはそれ。
つっても、私は彼女の感性を信用していたものですから、何の疑いも持たずに観賞。おおー、ブロック女史ふつくしいー！リーブス氏テライケメンー！なんてはしゃいでいたのは最初の内だけで、地図を見ながら同じ場所を回るデートのあたりでもうのめりこんじゃうよね！アレックス！やることなすことイケメンなんだよ！しかしあのスプレー、よく消されなかったよな…(笑)。
時空を超えてケイトにアプローチし続けるアレックスと、それを思い出しながらアレックスを好きになって行くケイトとかね！ひゅーひゅー！じれったいなぁ！早く現代で出会えよお前ら！何でアレックスはレストランに来なかったのよ！なんて言ってる内に物語は終盤へ。
2006年のバレンタインデー…？ぎゃあああ！近年まれに見る救われないエンドじゃねぇかあああああと思って画面をガン見していたら、今の彼氏を置いてケイトがポストに！うわあああ！間に合って！間に合ってぇぇぇぇえ!!!!

間に合ったあぁぁぁぁああああ!!!

アレックスのあのグリーンのトラックがやってきた時はガチで泣いた…。泣いたさ…。
すっごいタイムパラドックス？が発生している気がしなくもないですが、
自分の手で過去を書きかえられるって言うのは、凄く胸が熱くなる話ですよね…！

『ハーモニー』（伊藤計劃）
伊藤作品二冊目。主人公は今度は女の人でした。霧慧トァンちゃん。下の名前が片仮名になるって言うのはある意味先祖返りですよね。
「この身体は私のものだ」って言う意識を、私は普段持たないので…まあ、私がありがたいことに普段自由だからだろうな、うん。だから、ミァハの考え方は非常に新鮮でした。
意識が一種の会議だって言うのとかね、その辺の話もすごく面白かった。実用化はしてほしくないけども(笑)！あ、でも神経質こじらせなくていいんだったら…（ぶつぶつ）。


ところで、読んでる間、「リソース」がなんのことかわからないで（「財産」くらいのつもりで）読んでたんですけど、

さっき調べたら「資源」って出てきたんですけどどういう顔したら良いですか…(笑)。