目箒雑記
ネタ帳と日記。
アンダー・ザ・ドームを読みました
- 2021/11/13 (Sat) |
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スティーヴン・スピルバーグ製作でテレビシリーズ化もされた超大作。小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!(作品紹介より引用)
身も蓋もない感想を言うと、最悪のドミノ倒しアートって感じです。
一つの小さな町を謎の透明なドーム(壊せない)が覆ってしまい、外界と分断されてしまって、一週間も経たないうちに壊滅的な状態になるけどドーム作ってた宇宙人に交渉してどうにか解放されると言う話です。
解決法それでええんかい、と思うんですがまあ理不尽な悪夢って割と「たったそれだけ」であっさり終わってしまうものですよね。
まあ、とにかくラストは割と運が良くてあっさりと終わったんですが、そこに辿り付くまでに起こった悲劇のまあ理不尽なこと。
詳細は書きませんが、私がマジで最悪だったなって思ったのはアンドレアの告発から起こった騒ぎと、シェフとサンダーズラジオ局爆破からのチェスターズミル大火ですね……最悪……。
はっきり言って全部ビッグ・ジム・レニーのせいなんだけど割とよくある悪党の終わりを迎えていてそこはなんとなく収まりが良いなと思いました。
好きなシーンはオリーと二等兵の間の絆みたいなところ。オリー、この子もめっちゃ可哀想だったな……。
読み終わってから一夜明けて、ふせったーに以下の様な感想を書きました。
アンダー・ザ・ドーム、最後果樹園に逃げて来た人たちの中で全員が生き残らないっていうのがまたしんどくて、理不尽な物語として良かったですね。
スラッピー・サムとかエイダンとかサーストンとか、オードリーとか、あの辺がバタバタ死んでいく中それでもオリーが生き残ってくれたのはシンプルに涙した。これって理不尽な話だと思うんだけど、本当に最後まで理不尽というか。そう言う物語としての軸はブレなかったなぁと思いました。
結構、「もう良いじゃん! 主人公の事信じてここまで来たんだからさ~! 別に死なせなくたってさ~!」と思わなくもないんですが、この話って「理不尽」の一本筋が通っているので、「理不尽」な物語としての軸は全然ブレてないんだなっていうのはすごく感じます。
なんか、話として必要か、じゃなくて「理不尽な状況」ってそうなんだよな……私は割とご都合主義で物語を書いてしまうからそう言うところはすごく噛みしめてしまいました。
最悪のカロリーが高すぎて読むのにすっごい体力がいる。でも栄養価は高い、みたいな感じでした。面白かった。
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