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目箒雑記

ネタ帳と日記。

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とんがっていたころの佐崎ナツ

こんにちは赤形です。

都伝の続き、と言うかワンクッション置く前日譚を書いているのですが、それの進捗というか語り記事です。
続きからどうぞ。

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佐崎ナツってそもそも前身になったキャラクターからして天涯孤独(家族に先立たれてる)なんですけど、その設定は都伝でも同じなんですよね。

都伝本編では結構へらへらしている佐崎です。
ナツは煎餅とお茶を用意してすっかりくつろいでいる
「年寄りには堪えるよ、夜更かしってやつは」
 レンはしみじみして言った。定年前なのでまだ50代の筈である。
 定刻になって配信が始まった。ナツが煎餅をかじる音が聞こえるので、アサが「マイク切れ」と小声で命じる。ナツはすぐに言われたとおりにした。ルイもお腹が空いてきたが、今からパソコンの前を離れるわけにもいかないので我慢した。ナツは合理的なのだとその時に気付く。

これは怪奇現象が起きる物品を持っていたおじさんが怪奇現象の生配信をしようとするのでそれを見るシーンです。都伝で自分の能力を受け入れてくれる仲間や可愛いメグに出会えたので丸くなった佐崎さんです。
「で、あたしの進退を上同士で決めようって腹ですか?」
 呼び出された佐崎ナツ巡査部長は、レンから話を聞かされて目を細めた。肩口までの黒髪、ぱっちりとしていて意志の強さを見せる瞳。「かっこいい」と言うのがレンの第一印象だった。
 二人は今、都市伝説対策室の隅にある応接スペースで向かい合っている。同じ部屋なので、メグとアサも自席から興味深げに二人のやり取りを見ていた。
「そう思われるのも無理はないでしょう。ですが、退職を決めるのは早いと、私も一課長も考えています」
「あたしに職業選択の自由がないとは驚きました」
「そう仰らず。では一旦お試しで、同行して頂けませんか。それでもし、都市伝説対策室もあなたの居場所なり得ないのであれば、そのまま退職なさるのは止めません。ですが、もしできることがあって、続けても良いと思われるのであれば、その時は警部補に昇進、正式に異動と言う事でいかがですか?」
「昇進で釣りますか。それはわかりやすくて結構ですね」
 ナツはにこりと笑う。

前日譚ではこんな感じでとんがっています。
何でかと言うと、この直前に拳銃携行して発砲したけど犯人をすり抜けちゃったから。
なので出処進退を考えなくちゃいけなくて、もう辞めようと思っているところに都伝から声がかかった、という経緯があります。
ここではざっくり話していますが、本編ではもうちょっと詳しく書いています。多分。
まあ、いざと言う時に抑止力になれなかったらちょっと考えちゃうかな……と言う想像だけで書いています。

そう言う感じで、まずは佐崎を仲間にしてお試しで現場に行くところから始まります。
ちなみに今回は桜木もちょっと無気力って感じ。まあ不死身だとそうなるよね。

と言う進捗でした。最近ちょっと忙しいのでちまちまですが、ぼちぼち上げられたら良いなぁと言う気持ちです。
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